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執筆者の写真チームKAMEKER

地球温暖化と豪雨

地球温暖化研究の第一人者として知られる米・プリンストン大学の真鍋淑郎先生が今年のノーベル物理学賞に選ばれました。

今から50年も前に、地球上の二酸化炭素濃度が上がれば、気温が上がり、地球上の気象条件に影響を及ぼすことを予測されていたというから敬服の至りです。



今では地球温暖化が進めば、気温が上がるというのは一般常識に近いものになりつつあります。

そして、今年も夏が終わろうとしていますが、この夏も「酷暑」「豪雨」という所謂「異常気象」が各地で発生する夏でした。


異常気象というものは、自然界が本来持つ「ゆらぎ」が偶然重なり発生するため、その発生と地球温暖化がどの程度影響しているのかを定量的に評価するのは困難であると考えられてきました。

しかし、近年、その「ゆらぎ」を統計的に把握し、地球温暖化の影響を定量的に評価することが可能となり、令和元年5⽉22⽇に気象研究所等から発表された「平成30年7⽉の記録的な猛暑に地球温暖化が与えた影響と 猛暑発⽣の将来⾒通し 」によれば


”⼯業化以降の⼈為起源による温室効果ガスの排出に伴う地 球温暖化を考慮しなければ、昨年のような猛暑は起こりえなかった”


と発表されています。


また、同じ手法を使用した研究によると


”平成29年7月九州北部豪雨及び平成30年7月豪雨に相当する大雨の発生確率は、地球温暖化の影響がなかったと仮定した場合と比較して、それぞれ約1.5倍および約3.3倍になっていた”

(令和2年10月20日(火)気象庁気象研究所、東京大学大気海洋研究所、国立環境研究所及び海洋研究開発機構の研究チーム)


と結論付けました。



このように気象に関する研究が進み、「地球温暖化」と「異常気象」の関係性が定量的に評価されるようになった今、これまで以上に「地球温暖化」について学び、考え、各々ができることに取り組んでいくことの大切さが増してきているように思います。





私たちが作る製品「セルラー通信式浸水検知センサ」は、「異常気象」によって起こる災害が増加する中、少しでも「安心安全な社会づくりに貢献したい」という思いから誕生しました。

そんな思いをのせた製品には、センサに使用する部品から出荷する際の梱包まで環境に優しくあるようにという思いも込められています。


今回の真鍋先生の受賞を受け、より地球温暖化を身近な問題と捉えなおし、みんなで考える機会になればと思います。



「セルラー通信式浸水検知センサ」の製品詳細については

「KAMEKER SENSING」ホームページ












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