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水路が危険水位に達していることを市職員及び運転管理者にいち早くLINEでお知らせし、迅速な初動対応に
「初動対応」
新潟県三条市での事例
新潟県三条市は、平成16年と平成23年に大きな水害を経験され、河川に繋がる水路の一部には、河川からの逆流を防ぐためのゲートと、ゲートを閉めた際に水路に溜まる水を河川に流すための排水ポンプが設置されています。今回、この排水ポンプ設備8カ所にセルラー通信式浸水検知センサ(KAMEKER3)を設置し、「水路のゲートを閉めるためのスイッチ」や「排水ポンプ設備の正常稼働を確認するためのツール」として運用を開始されました。
排水ポンプ設備では、大雨時に河川の水位が上がると、「河川から住宅地のある水路への逆流を防ぐため、ゲートを手動で閉める。」「ゲートを閉めると水路側に水が溜まるのでその水を新通川に排水するためのポンプ設備が自動で稼働する。」という流れで水害対策が取られています。
浸水検知時のLINE通知は、市職員や排水ポンプ設備の運転管理者向けに発信され、大雨時の迅速な初動対応に寄与すると期待されています。
■具体的な活用方法
1.水路のゲートを閉めるためのスイッチとして活用
・セルラー通信式浸水検知センサ(KAMEKER3)が、水路の危険水位を検知すると市職員及び運転管理者にLINE通知を行う。
・LINE通知を受けた市職員は、運転管理者に連絡を取る。
・LINE通知もしくは市職員から連絡を受けた運転管理者は、水路の水位を目視で確認し、必要であればゲートを手動で閉める。
2.排水ポンプ設備の正常稼働を確認するためのツールとして活用
・LINE通知もしくは市職員から連絡を受けた運転管理者は、排水ポンプの動作状況を確認し、異常があれば市役所に連絡をする。
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